サルタレロ（2012年生、母ファーレサルティ）

サルタレロ（2012年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伊１３世紀からの活発陽気なダンス。速い３拍子の音楽。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したファーレサルティが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

5月24日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は552kg。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり18着に終わった。

7月12日、中6週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ターンブルブルーに交わされて6馬身差の2着となった。

9月11日、中1週で迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ケンブリッジタイガに交わされて5馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネコハッピーを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、勢いある太田の勢太記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェブグレイトフルに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、オヤマリンドウ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4歳（2016年）

1月1日、中2週で迎えた11戦目は、さなの夢馬券記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月21日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーアンゼラに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、アゲハに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月21日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤタガラスに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月28日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったユニヴァースパールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた19戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったテイエムオールマルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のランドグローリーに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月13日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったタイセイウインクに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C2 43（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。