チョウカイコマンド（1984年生、母ウラカワジエンヌ）

チョウカイコマンド（1984年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツトップエース（当時6歳）と交配したウラカワジエンヌが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地9戦2勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

10月12日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3歳（1987年）

6月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンタケルに3/4馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーケーに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るカリブソレイユを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4歳（1988年）

7月2日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伏拝特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。