アサクサピレネー（1988年生、母スワベル）

アサクサピレネー（1988年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロングリート（当時9歳）と交配したスワベルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月2日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月27日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のキクノコマンドに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく最後はマイフェイバリットと並んで5着同着となった。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで止まることなく走り抜いたが、ラージェストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原泰夫騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャトーグリスターをハナ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原泰夫騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原泰夫騎手（12戦2勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

10月25日、約9か月の休み明けで迎えた16戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小迫次男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（1993年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノオンステージに約10馬身の大差をつけて久々の実戦をモノにした。

11月6日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で渡部秀一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったムテキテンホーから7馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で渡部秀一騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1994年）

5月8日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。