マイフェイバリット（1987年生、母シヤダイマイン）

マイフェイバリット（1987年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスタイヴアザント（当時14歳）と交配したシヤダイマインが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害17戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（1990年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインフィートをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメルバボーイにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（1991年）

4月27日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（11戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月27日、中8週で迎えた15戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（12戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた18戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き最後はアサクサピレネーと並んで5着同着となった。

10月27日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた20戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に55kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーバーシャンティから約17馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカシワドリスに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5歳（1992年）

1月11日、中4週で迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーワラムジェットから3/4馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた25戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で牧之瀬幸夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で牧之瀬幸夫騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったコロッセウムから3馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中3週で迎えた27戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で牧之瀬幸夫騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で牧之瀬幸夫騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のベルマーベラスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で牧之瀬幸夫騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた30戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロギアーに半馬身の差をつけて優勝

8月2日、中3週で迎えた31戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 雨/良）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（5戦1勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた36戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三浦堅治騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。