ハーバーシャンティ（1986年生、母ハーバービューテイ）

ハーバーシャンティ（1986年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時9歳）と交配したハーバービューテイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着3回、中央障害7戦5勝2着1回。1992年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月16日、デビュー戦は関口睦介騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったオリエンテーションに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月24日、中9週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月12日、中4週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったヤクモサクセスにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、マイネルザインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のカントリーソングを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4歳（1990年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の遠野特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（6戦1勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5歳（1991年）

4月27日、約9か月半の休養明けで迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（12戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（14戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（15戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた23戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイフェイバリットに約17馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンパーシアに約11馬身の大差をつけてファンの高評価に応えた。

6歳（1992年）

2月15日、中9週で迎えた26戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジログッテンから5馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中3週で迎えた27戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のディビーグローに約11馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月17日、中8週で迎えた28戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は星野忍騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のコロッセウムに約16馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

6月7日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコロッセウムに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。