メジログッテン（1987年生、母ドウヤレンジヤー）

メジログッテン（1987年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時11歳）と交配したドウヤレンジヤーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、中央障害37戦6勝2着4回。1993年の中山大障害（春）(重賞)に勝利した他、1992年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた3戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3歳（1990年）

1月27日、中4週で迎えた4戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月14日、中8週で迎えた6戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/重）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したジャックダイオーにクビ差届かず2着となった。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったドクターチェイスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた14戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（1991年）

1月7日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドビニーに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月23日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で押田年郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で押田年郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンデイアポロに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で押田年郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月4日、中3週で迎えた21戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で押田年郎騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で押田年郎騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で押田年郎騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のダンデイアポロに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月20日、中4週で迎えた24戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で押田年郎騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンアローに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月14日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（中京障害芝3600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で押田年郎騎手（11戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で押田年郎騎手（12戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリクリエンスからハナ差の2着となった。

11月23日、中4週で迎えた27戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で押田年郎騎手（13戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた28戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で押田年郎騎手（14戦4勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1992年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は16戦連続で押田年郎騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月15日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で押田年郎騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のハーバーシャンティに5馬身の差をつけて念願の重賞初制覇を果たした。

3月14日、中3週で迎えた31戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は押田年郎騎手（17戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた33戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（18戦5勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（19戦5勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた35戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（20戦5勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングアポロンから約11馬身差の2着となった。

12月26日、中3週で迎えた36戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で押田年郎騎手（21戦5勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた37戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で押田年郎騎手（22戦5勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドパーシァから9馬身差の2着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた38戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で押田年郎騎手（23戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で押田年郎騎手（24戦5勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルデッドクロスから8馬身差の2着となった。

4月10日、中3週で迎えた40戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で押田年郎騎手（25戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブロードマインドに4馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルを獲得した。

7歳（1994年）

6月5日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた41戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で押田年郎騎手（26戦6勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で押田年郎騎手（27戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた43戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で押田年郎騎手（28戦6勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた44戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で押田年郎騎手（29戦6勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた45戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（秋）（中京障害芝3600m 曇/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で押田年郎騎手（30戦6勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月22日、中4週で迎えた46戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で押田年郎騎手（31戦6勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月17日、中7週で迎えた47戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で押田年郎騎手（32戦6勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（1995年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた48戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた49戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月4日、中2週で迎えた50戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。