メルバボーイ(1987年生、母メルバ)
Melba Boy
1987.03.23
メルバボーイ(1987年3月23日)は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー(当時7歳)と交配したメルバが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の秩父特別(900万下)。
経歴
デビュー前
矢野幸夫厩舎(美浦)へ入厩。
2歳(1989年)
12月10日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬(中山芝1200m 外回り 晴/良)に出走。馬体重は486kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。
12月24日、中1週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬(中山芝1600m 外回り 曇/良)に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクラシックウィナーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。
3歳(1990年)
1月21日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の黒竹賞(中山ダート1800m 晴/重)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手(1戦1勝)。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。
2月17日、中3週で迎えた4戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞(東京芝1600m 晴/重)に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。
4月28日、中9週で迎えた5戦目は、4歳500万下(東京芝2000m 晴/良)に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手(1戦0勝)。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。
5月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下(東京芝1600m 雨/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手(2戦0勝)。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。
6月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のガーベラ賞(東京芝1600m 曇/稍重)に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手(3戦0勝)。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したタイジョイナーにクビ差届かず2着となった。
7月14日、中5週で迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(新潟芝1600m 外回り 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
7月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下(新潟芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手(1戦0勝)。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
8月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下(新潟芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手(2戦0勝)。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。
9月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別(新潟芝2000m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手(3戦0勝)。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。
9月29日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下(中山芝1600m 外回り 曇/良)に出走。鞍上は柴田政人騎手(2戦1勝)。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。
10月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下(東京芝1600m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手(3戦1勝)。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイフェイバリットに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。
4歳(1991年)
4月27日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の秩父特別(東京芝1800m 曇/良)に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のモガミサルノをハナ差振り切って久々の実戦を物にした。
6月2日、中4週で迎えた15戦目は、麦秋ステークス(東京芝2000m 小雨/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手(1戦1勝)。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。
7月14日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別(新潟芝2000m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手(2戦1勝)。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。
7月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の加治川特別(新潟芝1400m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手(3戦1勝)。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。
8月10日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の月岡特別(新潟芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手(4戦1勝)。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。
8月31日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の苗場特別(新潟芝1200m 曇/不良)に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手(5戦1勝)。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。
5歳(1992年)
3月7日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利(中山障害芝→ダート2700m 晴)に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月4日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利(中山障害芝→ダート2700m 晴)に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手(1戦0勝)。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月31日、中7週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞(東京芝1600m 曇/重)に出走。鞍上は安田富男騎手(6戦1勝)。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。
6月13日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下(東京芝1400m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手(7戦1勝)。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。
7月18日、中4週で迎えた24戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の弥彦特別(新潟芝1600m 外回り 曇/稍重)に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。
8月2日、中1週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞(新潟芝2000m 外回り 晴/良)に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。
9月12日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下のながつき賞(中山芝2000m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手(1戦0勝)。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。
10月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下(中山芝1600m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手(2戦0勝)。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。
10月24日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下(東京芝1800m 雨/良)に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手(3戦0勝)。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。
11月14日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下(東京芝1800m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手(4戦0勝)。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
12月5日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別(中山芝1800m 晴/良)に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手(5戦0勝)。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。
6歳(1993年)
1月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、障害5歳以上未勝利(中山障害芝→ダート2700m 雨)に出走。鞍上は三浦堅治騎手(2戦0勝)。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。