マイネルイノメ（2015年生、母コスモハート）

マイネルイノメ（2015年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋猪目。日本古来からある文様の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時11歳）と交配したコスモハートが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は荒井ファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般B2。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,400万円（24万×100口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月25日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

9月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3歳（2018年）

2月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

10月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、海づくり大会特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴートゥームーヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた7戦目は、ソナレノギク特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のロックガールに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2019年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、アイスクリン特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンブリスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、カーネーション特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

6月15日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったエイシンブリスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーザンバローズに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、祝湯遊会10周年特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンブリスを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

8月17日、中4週で迎えた16戦目は、立秋特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンブリスに2馬身の差をつけて制した。

11月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、Erii新作記念特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、SOOUP優駿特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェザースピリットに4馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

5歳（2020年）

1月15日、中2週で迎えた21戦目は、雨竜の滝特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

1月22日、連闘で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、TRG盃（高知ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた23戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、金柑のシロップ煮特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた24戦目は、足摺岬特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（5戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ロイヤルディクリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロイヤルディクリーに1馬身半の差をつけて8勝目を奪取した。

4月12日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。