アウントシスター（1990年生、母トネアカネ）

アウントシスター（1990年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプラウドデボネア（当時8歳）と交配したトネアカネが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は396kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイキキクイーンに3/4馬身届かず2着となった。

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェアリーユキを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月11日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月10日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（8戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したノヴァホークを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（10戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネポピンズに2馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（12戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず最後はマイリージェントと並んで9着同着となった。

2月27日、中2週で迎えた16戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた17戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（15戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のニッポースイートに3馬身半の差をつけて制した。

5歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月8日、中3週で迎えた27戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。