マテラハチイチ（2019年生、母アグネスフィーバー）

マテラハチイチ（2019年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+8(無限)の1」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したアグネスフィーバーが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。主な勝ち鞍は2022年の祝木婚式だね特別(一般C3 22)。

経歴

デビュー前

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月24日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に敗れた。

2022年7月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月3日、中5週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったガンスリンガーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったステラフィオーレに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中2週で迎えた8戦目は、祝木婚式だね特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルブデットをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 14（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の3歳152万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したサルセルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモダークナイトにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた16戦目は、エル・ディアブロ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパルマフレイバーにクビ差届かず2着となった。

5月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

10月3日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハオプトロレをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を制した。

10月29日、中3週で迎えた21戦目は、ザザ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベンハーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、シェリー・フリップ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたジョーアラモード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったショウサンレックスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月23日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったロンギングタイムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎駿騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウサミダレをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月22日、中2週で迎えた28戦目は、コモドール賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎駿騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた29戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェゲフォイアを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、たて座特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。