サクラサンクス（2007年生、母サクラブーケ）

サクラサンクス（2007年4月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋感謝」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時16歳）と交配したサクラブーケが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原光彦。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の日本一の山葡萄の郷レース(一般C1一)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月30日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月20日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月28日、中9週で迎えた4戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月18日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のプレザントスマイルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブルビーを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

4歳（2011年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

2月9日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から5kg戻して迎えた11戦目は、がんばろう女川（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダンストンフルークに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月12日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリュウノオパールに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンストンフルークに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシルクアヴァロンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた21戦目は、夏油高原の山歩きレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルスフィアを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2八（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた24戦目は、日本一の山葡萄の郷レース（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のユキマツリをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2012年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、初夢宝船レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。