ホロトアイフル（1985年生、母トーワウイン）

ホロトアイフル（1985年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時6歳）と交配したトーワウインが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地8戦3勝2着2回、地方7戦3勝。1988年のローズステークス(牝G2)で2着に入った他、1988年の白百合ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

黒川武厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1987年）

5月28日、デビュー戦は久保千秋騎手を鞍上に据えて、3歳（帯広ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバイロツクオーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保千秋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキープアライブに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月30日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦の栄冠賞（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保千秋騎手（2戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保千秋騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（札幌(地)ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で久保千秋騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の琴似特別（札幌(地)ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた7戦目は、2歳戦の新冠森林公園特別（札幌(地)ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモスランナーに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

3歳（1988年）

2月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネレーベンを半馬身捉え切れず2着となった。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグレートユーティーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤスコカレンに6馬身の差をつけて5勝目を手にした。

5月1日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた14戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のチュニカオーをクビ差振り切って6勝目を掴み取った。

10月23日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシヨノロマン決め手に屈してクビ差の2着となった。