フジコハルビヨリ（2013年生、母フジビヨリ）

フジコハルビヨリ（2013年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小春日和」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時23歳）と交配したフジビヨリが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。主な勝ち鞍は2017年の植村漱介誕生特別(一般C2-3)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月31日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のインカローズフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

10月2日、中5週で迎えた6戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウコンゴウに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、白芽芋の揚げ煮特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったトウカイソンジュに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月30日、中8週で迎えた9戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4歳（2017年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴーゴーキングに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月24日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジークフリートを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月21日、中3週で迎えた12戦目は、梅花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、香川県馬事畜産振興協議会特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャングルターザンに4馬身の差をつけて制した。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、春キャベツのミルフィーユ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったラフテルを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2 12（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジャングルターザンを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

5月4日、中3週で迎えた16戦目は、鯉のぼり特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた17戦目は、母の日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はブラウンネプチューと並んで1着同着となった。

9月30日、中5週で迎えた20戦目は、田中一道お疲れ様特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアルマゲストに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、植村漱介誕生特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のオルトロスをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、雪待ち月特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（13戦4勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた24戦目は、依存症無料相談会特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（2018年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（14戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（17戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（18戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた30戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた31戦目は、クララの集団光線特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（19戦4勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。