トウカイソンジュ（2013年生、母トウカイファイン）

トウカイソンジュ（2013年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋夢（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時13歳）と交配したトウカイファインが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年の一般C1-3。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月24日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月20日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の岡本和也ヘルニア特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のティアップストームに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、白芽芋の揚げ煮特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジコハルビヨリに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したセトノチェーサーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月30日、中8週で迎えた7戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2017年）

1月9日、中0週で迎えた8戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったリリークライマーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月17日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゴーゴーキングに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月14日、中1週で迎えた11戦目は、雪割り桜特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、愛媛県馬事畜産振興推進協議会特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、エアビートワンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、金柑のシロップ煮特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた14戦目は、フナバシボンバー特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビービールチルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモツケマに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、穀雨特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったバーントシェンナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグロリアバローズに5馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

6月17日、中2週で迎えた19戦目は、平家の滝特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマノウィザードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月17日、中3週で迎えた20戦目は、長沢の滝特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレッドローズキングに2馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

8月26日、中3週で迎えた22戦目は、一般B5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマジェスティガール決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、千本山特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦5勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた24戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、早明浦ダム特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月26日、中7週で迎えた25戦目は、齋藤智章協賛記念特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。