エアビートワン（2013年生、母エアツイッター）

エアビートワン（2013年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ビートワン。ドイツのＥＤＭフェスティバルの名より」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したエアツイッターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年の愛媛県馬事畜産振興推進協議会特別(一般C2-8)。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月28日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月12日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

8月6日、中7週で迎えた4戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、百人衆郷士特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウインプロスパーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒロノカイザーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中0週で迎えた7戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラビクトワールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中0週で迎えた8戦目は、内原野焼特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のレジェンダリーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた9戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサイモンキンバリーに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月30日、連闘で迎えた10戦目は、カトレア特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4歳（2017年）

1月8日、連闘で迎えた11戦目は、スイセン特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた14戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシングルカスクに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月21日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、梅花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、クールフォルムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた16戦目は、愛媛県馬事畜産振興推進協議会特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイソンジュを別次元の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手に入れた。

3月19日、中1週で迎えた17戦目は、春分特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた18戦目は、清風特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、神崎蘭子生誕祭特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で別府真衣騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた20戦目は、いなか寿司特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で別府真衣騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したクインダムを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で別府真衣騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月14日、中0週で迎えた22戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で別府真衣騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で別府真衣騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月27日、連闘で迎えた24戦目は、寺ちゃんご結婚特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で別府真衣騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で別府真衣騎手（16戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で別府真衣騎手（17戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月28日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で別府真衣騎手（18戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた28戦目は、黒尊渓谷特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で別府真衣騎手（19戦2勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で別府真衣騎手（20戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた30戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた31戦目は、カワハギの肝和え特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-8（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（21戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2018年）

1月14日、中1週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（22戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。