クインダム（2013年生、母キクノフェアリー）

クインダム（2013年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王の地位」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したキクノフェアリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地8戦0勝、地方38戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年のいなか寿司特別(一般C2-6)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鮫川啓一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西村憲人によって324万円で落札された。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月14日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月26日、中9週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって18着に終わった。

3歳（2016年）

2月28日、中8週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた8戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた9戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルカリストを異次元の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の故グレン・ドーマン博士追悼記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったダーダネルスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルカリストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハナノバンジョウをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

6月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の金シャチけいばジョッキー応援!（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の金シャチけいばジョッキー応援!（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月29日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンシングナイトに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月6日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の二千十六年武将様生誕記念の陣（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の祝!和貴☆麻友子結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた21戦目は、3歳戦の浩樹&朋子結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた23戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ぼっちり特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3二ニ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた26戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ユリはお利口さん特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

12月20日、中1週で迎えた28戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2ニ C3イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月7日、中1週で迎えた30戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、七草粥特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のアイキャンベットを3/4馬身振り切って優勝

1月15日、連闘で迎えた31戦目は、寒風特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた32戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、節分特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた33戦目は、祝!林夫婦ご結婚特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた34戦目は、高知競馬ヘ行こう特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた35戦目は、まけるな下村騎手特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中越琉世騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた37戦目は、神崎蘭子生誕祭特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた39戦目は、いなか寿司特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中越琉世騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエアビートワンをハナ差振り切って5勝目を獲得した。

5月4日、中1週で迎えた40戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したフラヴィアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月13日、連闘で迎えた41戦目は、きびなごの天ぷら特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中越琉世騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた43戦目は、一般C1-8（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中越琉世騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた44戦目は、土佐つむぎ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた46戦目は、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中越琉世騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。