ピエナアルティシア（2017年生、母ピエナアプローズ）

ピエナアルティシア（2017年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時18歳）と交配したピエナアプローズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。2020年のOROオータムティアラ(牝M1)で3着に入った他、2020年のOROオータムティアラ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月14日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2020年）

1月12日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた10戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンシに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュネスドールに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月28日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、食べよう!いわての美味しいお米賞（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、オーサムパッションに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 小雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったララフォーナにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた17戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイロングタイムを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアポロラスベガスを半馬身振り切って制した。

4歳（2021年）

3月27日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、沈丁花特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた20戦目は、金盞花特別（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた21戦目は、花水木特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。