オーサムパッション（2017年生、母パッションローズ）

オーサムパッション（2017年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素晴らしい情熱」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したパッションローズが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳C1一。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月2日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

5月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

6月23日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のレトロワンピースに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったセシールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミキノイチゴを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って1番人気に応えた。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったブライティアルアーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、食べよう!いわての美味しいお米賞（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピエナアルティシアを別次元の末脚で3/4馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、松川渓谷の紅葉賞（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナムラバンザイにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、社台スタリオンステーション特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイロングタイムをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2021年）

1月20日、中7週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月9日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月6日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったハクサンナデシコに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中5週で迎えた17戦目は、金蓮花賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったシンボリビーノに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月25日、連闘で迎えた18戦目は、馬い!?コッコさんのクッキー発売記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタツミアンダルシアに4馬身の差をつけて5勝目を収める

7月20日、中3週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、子供も大人も安心除菌水e-WASH賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーウノに3馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

8月9日、中2週で迎えた20戦目は、沖ノ島賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、エックにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラヴィダヴィに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月1日、連闘で迎えた22戦目は、一般C1六七（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメイショウポルポ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、かわさきジャズキーアーティスト記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた24戦目は、紅葉葵賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。