サンライズレクサス（2003年生、母プレシャスキール）

サンライズレクサス（2003年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋車名」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したプレシャスキールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地20戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の宮崎競馬100年記念(1600万下)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月26日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2006年）

1月7日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したマチカネタマカズラにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月11日、中4週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイセイフレンドに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、フレンドシップに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルファーマに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月20日、中8週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

10月8日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウヨシヒサを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハギノトリオンフォを半馬身振り切って優勝

12月16日、中4週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2007年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したダンディズムを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月22日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビッグカポネに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月28日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の宮崎競馬100年記念（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（8戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のキングトップガンに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2008年）

1月27日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で武豊騎手（9戦5勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

3月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

8月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（10戦5勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

10月11日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。