ルイドフィーネ（2017年生、母ロージーチャーム）

ルイドフィーネ（2017年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したロージーチャームが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2020年のロジータ記念(牝S1)に勝利した他、2020年のロジータ記念(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

7月5日、デビュー戦は赤岡修次騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサプリに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったブロンディーヴァに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブロンディーヴァにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月31日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2020年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月10日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月11日、中7週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアクアリーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月30日、中6週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2021年）

4月22日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、幸オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダノンレジーナにハナ差届かず2着となった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月16日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、多摩オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルナイペスに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月3日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、Jpn1のJBCレディスクラシック（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、麻生オープン（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2022年）

4月27日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた20戦目は、中原オープン（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、七夜月特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月28日、中7週で迎えた22戦目は、天下無双賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したギンザロッソを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月11日、中5週で迎えた23戦目は、富士見オープン（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

11月17日、中4週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。