ペプチドフシチョウ（2016年生、母ペプチドヒノトリ）

ペプチドフシチョウ（2016年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+不死鳥。母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したペプチドヒノトリが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年の四国新聞杯(2勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月25日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月1日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3歳（2019年）

1月5日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月24日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたワインレッドローズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、チャチャチャに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のイグナーツに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月14日、中9週で迎えた12戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアマリリステソーロに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2020年）

1月12日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

1月19日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの北大路特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（8戦2勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月17日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

6月13日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

8月15日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

12月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

5歳（2021年）

1月10日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は富田暁騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のカリンカをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月22日、中7週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた28戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。