ミョウエイマリノス（1990年生、母ドリーキユウピツド）

ミョウエイマリノス（1990年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイゼンシルバー（当時9歳）と交配したドリーキユウピツドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は金子剛。戦績は、中央平地18戦3勝2着4回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったセントジョーンズにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた4戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のユウキサンサンをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4歳（1994年）

6月25日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーコーワイズにクビ差届かず2着となった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマンジュデンアエラをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

9月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

11月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、インターユニークに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パワークリントに3/4馬身交わされて2着となった。

12月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のエレガントクインに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（1995年）

11月24日、約12か月の休み明けで迎えた19戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1996年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒデホーマーに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。