ファイブフォース（2014年生、母バクシンスクリーン）

ファイブフォース（2014年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「5つの侵略」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時16歳）と交配したバクシンスクリーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。主な勝ち鞍は2020年の函館日刊スポーツ杯(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、サンライズによって496.8万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3歳（2017年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

5月6日、連闘で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネオヴェルモットに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノアンジュに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月21日、連闘で迎えた9戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2018年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は原田和真騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7月28日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月16日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5歳（2019年）

2月2日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月16日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

11月17日、中8週で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグットクルサマーをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6歳（2020年）

4月12日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

6月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウォーターエデンをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月25日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したアスタールビーに半馬身届かず2着となった。

8月29日、中4週で迎えた24戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月21日、中9週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。