ダイビングヘッド（2021年生、母ティリアンパープル）

ダイビングヘッド（2021年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「サッカーのヘディングプレー。ゴールへ飛び込む走りを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時10歳）と交配したティリアンパープルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

2歳のとき、千代田牧場から「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、星野隆男によって836万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月27日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3歳（2024年）

5月28日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったサンスイシサンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクイーンズタウンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったレフトフィールダーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大坪慎騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大坪慎騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月31日、中1週で迎えた16戦目は、スイフトセイダイメモリアル（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2025年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、スイートアリッサム賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月14日、中1週で迎えた19戦目は、オレンジプリンセス賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピヤージュを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

5月19日、中1週で迎えた21戦目は、新緑賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

7月14日、中5週で迎えた23戦目は、ポーチュラカ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、バーベナ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（15戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったネオゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた25戦目は、おトクにPLAYオッズパーク賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハーツケリーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた26戦目は、カリブラコア賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（17戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンスズランを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。