トルーマンテソーロ（2019年生、母マキアージュシチー）

トルーマンテソーロ（2019年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンジョーダン（当時13歳）と交配したマキアージュシチーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2 13。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二ホールディングスによって374万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月28日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

4月16日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

6月26日、中9週で迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月9日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンツカプリを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプランタニエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月20日、中2週で迎えた8戦目は、小雪特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカラフルライフに約14馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2023年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月19日、中9週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた12戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

2022年9月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2024年）

2月1日、中4週で迎えた14戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、アーバンデザインにクビ差交わされて2着に惜敗した。