プランタニエール（2019年生、母センノメグミ）

プランタニエール（2019年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「春の(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時16歳）と交配したセンノメグミが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小河豊水。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ×夜のウーマんチャンス(C2 23)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小河豊水から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、愛知ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、クレシミエントHorseによって638万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月11日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3歳（2022年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後は減速してしまい18着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた5戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ×夜のウーマんチャンス（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウコマヒメに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、トルーマンテソーロに交わされて3馬身差の2着となった。

11月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテイエムウインに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のテイエムアルプスを半馬身振り切って制した。

12月24日、中2週で迎えた10戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシゲルペガサスを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた11戦目は、豊楽賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエオウィンに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月5日、中4週で迎えた12戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグラスファミーユに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月15日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた14戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

2023年9月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。