テイエムウイン（2019年生、母ウインルキア）

テイエムウイン（2019年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したウインルキアが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。主な勝ち鞍は2022年のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月23日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

2月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

8月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず17着に終わった。

2022年8月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月17日、中3週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた4戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワンダーベールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、宗政酒造「宗政」賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキタサンガイセンに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月28日、中3週で迎えた6戦目は、福島馬主協会賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったプランタニエールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキタサンガイセンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインターロードを途轍もない末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた11戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月4日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた15戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアンディナイアブルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、若草賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノヴァレンチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

5月7日、連闘で迎えた18戦目は、立夏賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（11戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったビービーレガロに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で金山昇馬騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のクラウンヒューモアに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で金山昇馬騎手（13戦5勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシゲルカンガルーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中2週で迎えた21戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で金山昇馬騎手（14戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤哲三さん来場記念（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で金山昇馬騎手（15戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、オッズパーク・サマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で金山昇馬騎手（16戦6勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月19日、中3週で迎えた24戦目は、日本三大和牛「近江牛」賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で金山昇馬騎手（17戦6勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、グランクロワに交わされて2馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で金山昇馬騎手（18戦6勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた26戦目は、夜長月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で金山昇馬騎手（19戦6勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた27戦目は、長崎街道境原宿特選（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で金山昇馬騎手（20戦6勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービークラージュを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

5歳（2024年）

3月2日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、すみれ賞（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で金山昇馬騎手（21戦7勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた29戦目は、軽暖賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で金山昇馬騎手（22戦7勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた30戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で金山昇馬騎手（23戦7勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。