ラルク（2013年生、母ライラックスアンドレース）

ラルク（2013年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アーチ（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したライラックスアンドレースが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回、海外2戦0勝。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、坂東牧場によって1億5,660万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパローマに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

1月10日、中8週で迎えた2戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

12月23日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のキラージョーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月25日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武豊騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で武豊騎手（10戦2勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったミスディレクションに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（12戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月18日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（13戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のプリンスオブペスカに2馬身半の差をつけて優勝

4月22日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（14戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベイビーステップにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月22日、鞍上は5戦連続で武豊騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、鞍上は6戦連続で武豊騎手（16戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、牝馬限定G1のオペラ賞（フランス・ロンシャン芝2000m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で武豊騎手（17戦3勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月6日、11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月23日、牝馬限定戦のミスサタミキサ賞（フランス・ドーヴィルオールウェザー1500m）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。