オトナノジジョウ（2016年生、母リャクダツアイ）

オトナノジジョウ（2016年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「公にできない利害関係等」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したリャクダツアイが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地広大。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月29日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のココフィーユをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

1月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

5月11日、中8週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた6戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月27日、中5週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトーホウビスカヤに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

8月17日、中2週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2020年）

1月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

6月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

7月29日、中7週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ゴールドヘッド賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた13戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋風月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、鬼百合賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた16戦目は、紫苑特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。