トーホウビスカヤ（2014年生、母ビーナスライン）

トーホウビスカヤ（2014年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スペインにある世界遺産の橋の名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時10歳）と交配したビーナスラインが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、東豊物産によって1,620万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月12日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のコウエイダリアに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月25日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5月6日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

8月19日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月19日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雪/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4歳（2018年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（7戦1勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた19戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

5歳（2019年）

2月10日、中8週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウワヒラリーから2馬身差の2着となった。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた25戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた26戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったオトナノジジョウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月24日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた28戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。