ワンダーバーサトル（1998年生、母ワンダールージュ）

ワンダーバーサトル（1998年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時15歳）と交配したワンダールージュが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月25日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカシノハミングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月2日、連闘で迎えた2戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルカサワヤカを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

10月13日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野要騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

4歳（2002年）

5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた11戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部剛史騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部剛史騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。