テンドウ（2021年生、母アルティマウェポン）

テンドウ（2021年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天童。仏教の守護神や天人などが子供の姿になって人間界に現れたもの」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時10歳）と交配したアルティマウェポンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月18日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月10日、中8週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプロミシングスターに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月13日、中9週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月4日、中8週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャークシャイニーに5馬身の差をつけて制した。

11月5日、中4週で迎えた11戦目は、神明坂賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、プレストステラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。