ダイキンボシ（2007年生、母アオイランバー）

ダイキンボシ（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大金星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時11歳）と交配したアオイランバーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は加藤牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦3勝2着2回。2010年のスプリングカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月9日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は506kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスエヒロガリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のビービーガザリアスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのゴールデンゴッド特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのテイエムオペラオー賞（門別ダート1700m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた7戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のファルブラヴ賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったニヨドサンデーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のファスリエフ賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月30日、中6週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3歳（2010年）

1月8日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイワクラキングを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィットビスキュイを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を手にした。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

3月5日、中0週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた17戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の駒鳥特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。