ヴィットビスキュイ（2007年生、母マイラブクイーン）

ヴィットビスキュイ（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「急ぐ、速い（仏）＋ビスケット（仏）。名馬シービスケットより」。毛色は栗毛。種牡馬のミレニアムバイオ（当時9歳）と交配したマイラブクイーンが20歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原光彦。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の新馬チャレンジ（2）。

経歴

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2009年）

8月20日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（2）（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマルヨラブリーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

3歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ダイキンボシにアタマ差交わされて2着となった。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったアイヌモシリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ワイドサンデーに交わされて2馬身差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、マルヨモミジスキーにクビ差交わされて2着となった。

6月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい4着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の（株）セントラルビデオ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月8日、中6週で迎えた18戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のぎふ清流大会ミナモカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。