ワイドサンデー（2007年生、母トリプルチェリー）

ワイドサンデー（2007年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「広い＋日曜日」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時15歳）と交配したトリプルチェリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方40戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の未勝利馬リバイバル（5）。

経歴

デビュー前

大橋敬永厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2009年）

10月7日、デビュー戦は向山牧騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（4）（笠松ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は473kg。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラブミーチャンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の11月3日競馬の祭典JBC（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のローズドゥマタンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（3）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（5）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマツノグーセンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアビオニクスを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って1番人気に応えた。

3月10日、中6週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィットビスキュイを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の駒鳥特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦4勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（11戦4勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（12戦4勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月25日、中5週で迎えた15戦目は、カズユキ・マコト結婚記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったマルヨチャイナに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（14戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2011年）

2月4日、中4週で迎えた18戦目は、遠坂凛生誕杯・絶対領域記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（15戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のグッドプレイヤーを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

3月17日、中5週で迎えた19戦目は、節句特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（16戦5勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマジカルレッドを強烈な末脚で半馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

4月29日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（18戦6勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンアリデッドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（20戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（21戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したオーサンクロッカスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月23日、中9週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた26戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（22戦6勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（23戦6勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた28戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（24戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したコパノファンタメにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた29戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったレッドスピネルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（25戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマスターエイトに9馬身の差をつけて優勝

12月29日、中1週で迎えた31戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラヴァリーグロリアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2012年）

1月26日、中3週で迎えた32戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（26戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマルチトップセダンに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月17日、中2週で迎えた33戦目は、寒椿特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（27戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンモーションに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月29日、中1週で迎えた34戦目は、あんず賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（28戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月23日、中7週で迎えた35戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（29戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったモエレウェバリングに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（30戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月12日、中8週で迎えた37戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月10日、中8週で迎えた38戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2013年）

2月15日、約5か月半の休み明けで迎えた39戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、雪割草賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた40戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、白梅賞（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた41戦目は、白鷺賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。