マツノグーセン（2007年生、母フォーリアクイーン）

マツノグーセン（2007年3月24日）は、日本の競走馬。毛色は青毛。種牡馬のマリエンバード（当時10歳）と交配したフォーリアクイーンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、地方31戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年のガイア賞(一般B3以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、宮内牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、松村秀征によって367.5万円で落札された。

後藤正義厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2009年）

9月24日、デビュー戦は向山牧騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（3）（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は503kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったソングスパロウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（1）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（2）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、ショートエアリーに半馬身交わされて2着となった。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の未勝利馬リバイバル（5）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワイドサンデーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若菜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の白梅賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユリアリーチに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の中能登の名瀑不動滝特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦の能登見附島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったキョウワティアラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の加賀白山賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の穴水前波曳山祭特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた22戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の秋の千枚田特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山之内産・巨峰カップ（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた24戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したカイジンアジュディを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、金沢茶の湯釜特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた26戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、ガイア賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のマルハチトドロキをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

12月7日、中2週で迎えた27戦目は、冬の曽々木海岸特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクストラナンバーに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月19日、中1週で迎えた28戦目は、冬の宝達山特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたダンチョウ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、冬の兼六園特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したヒミノマーチを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、東北地方太平洋沖地震復興支援特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた31戦目は、能登金剛賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。