マルハチトドロキ（2007年生、母コーブライミー）

マルハチトドロキ（2007年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスパイキュール（当時7歳）と交配したコーブライミーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は白井吉美。戦績は、地方29戦4勝2着14回。主な勝ち鞍は2009年の修世会芳幸・和彦引退記念。

経歴

デビュー前

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2009年）

9月14日、デビュー戦は吉田晃浩騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は465kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマンリョウを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスパイシーターボを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファインスターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の修世会芳幸・和彦引退記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームプレンティに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3歳（2010年）

1月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（金沢ダート1500m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月6日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のアイリス賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の楽天銀行商号変更記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた10戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったサンクスフウアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月18日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したヒネラウカタウリを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月31日、中5週で迎えた15戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリーナヒロインに4馬身の差をつけて優勝

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（12戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネキラに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の新冠町軽種馬生産振興会長賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（13戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったサンクスフウアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったトウショウパルスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた19戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（14戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンクスフウアを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月16日、中1週で迎えた20戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、ガイア賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったマツノグーセンをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月28日、中1週で迎えた21戦目は、加賀長流亭特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（15戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフライトクラウンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブリリアントマリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月21日、連闘で迎えた23戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（17戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマヤノララルーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

5月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、復興を応援します七ヶ浜町（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシンオウレエミに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

6月7日、中3週で迎えた25戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、百万石薪能特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた27戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（18戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったクロスピレッテに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、夏の夜の恋路物語特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、片山津温泉湯のまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（19戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、キタノウントリュウにハナ差交わされて2着に甘んじた。