サンクスフウア（2007年生、母フレールドリラ）

サンクスフウア（2007年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時10歳）と交配したフレールドリラが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、地方43戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の新冠町軽種馬生産振興会長賞(A2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって157.5万円で落札された。

黒木豊厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2009年）

8月30日、デビュー戦は平瀬城久騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は413kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリームピーチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたグリーンホープ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦の修世会芳幸・和彦引退記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキタノマイヒメをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月24日、連闘で迎えた8戦目は、2歳戦のコルト&フィリー賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3歳（2010年）

4月20日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳戦のアイリス賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楽天銀行商号変更記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカイジンアジュディに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルハチトドロキに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の中能登の名瀑不動滝特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の金沢犀川賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた18戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の新冠町軽種馬生産振興会長賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルハチトドロキに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月2日、中4週で迎えた21戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、マルハチトドロキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた23戦目は、KyuSanバースデー記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサンレイラヴに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた24戦目は、ビッグゴールドメモリアル杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた25戦目は、雪だるままつり白山特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月5日、連闘で迎えた26戦目は、しいのき迎賓館特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトウショウヴィゴラを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（13戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月26日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、智一&涼子結婚記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた29戦目は、復興を応援します岩泉町（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月22日、中1週で迎えた30戦目は、美味しく食べて応援します。仙台牛（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4二（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のサウスヴィソニックに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月21日、中1週で迎えた32戦目は、百万石薪能特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（15戦3勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（16戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた34戦目は、能登島向田の火祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（17戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた35戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（18戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた36戦目は、蛸島キリコ祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（19戦3勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた37戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた38戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた39戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ハネダサンサンに交わされて2馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた40戦目は、木場潟公園ロードレース特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（20戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた41戦目は、くわい・そば祭り特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた42戦目は、山中温泉感謝祭特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（12戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた43戦目は、永原みゆき誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（13戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。