ドリームピーチ（2007年生、母ミレニアムクイーン）

ドリームピーチ（2007年1月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「夢＋すてきな人」。毛色は鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時10歳）と交配したミレニアムクイーンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のサロマ湖特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大栄牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

藤木一男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2009年）

8月30日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンクスフウアを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のほっこく観光杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスパイシーターボをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファインスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

3歳（2010年）

5月8日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

7月10日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月11日、中8週で迎えた11戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したグレナディーンにアタマ差届かず2着となった。

10月24日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月21日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したエクレウスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4歳（2011年）

1月29日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンダヴィンチを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のフェリキタースに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

2月27日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の糸島特別（小倉芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西村太一騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

5月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月19日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したフレイムヘイローを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクリノスレンダーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月21日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るルリニガナを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

11月13日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は平野優騎手（5戦0勝）。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月4日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2012年）

1月22日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた28戦目は、T.クウィリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月15日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、最後はカイシュウボナンザと並んで3着同着となった。

5月20日、中4週で迎えた30戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月15日、中4週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。