ルリニガナ（2008年生、母ダムドコンパニー）

ルリニガナ（2008年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「瑠璃苦菜。花言葉は心は思いのままに」。毛色は鹿毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したダムドコンパニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回。2010年の函館2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2010年のすずらん賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼフィランサスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月8日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、中7週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3歳（2011年）

8月20日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイツーノースに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月1日、連闘で迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ドリームピーチにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月29日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

4歳（2012年）

1月14日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月25日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエスカーダにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダンツミュータントに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月11日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で津村明秀騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月16日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で津村明秀騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のヤマニングルノイユを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月13日、中3週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月24日、中5週で迎えた22戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2012ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はウエストエンドと並んで2着同着となった。

12月16日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、伸びてきたボストンエンペラー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5歳（2013年）

7月20日、約7か月の休み明けで迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

9月29日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

6歳（2014年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。