ヤマニングルノイユ（2007年生、母ヤマニンロージー）

ヤマニングルノイユ（2007年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋カエル（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したヤマニンロージーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウサバトに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

2月27日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロードセイバーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、キヲウエタオトコにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月5日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、グレナディーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月6日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

4月23日、中6週で迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2012年）

3月10日、約10か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、フレデフォートに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベリアルを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

7月8日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

9月16日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったルリニガナを半馬身捉え切れず2着となった。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月17日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

6歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルベルトバローズに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月23日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

9月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月6日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（8戦0勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（9戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

7歳（2014年）

1月19日、中6週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（10戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。