マルヨチャイナ（2007年生、母ペプチドローラン）

マルヨチャイナ（2007年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋中国」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時14歳）と交配したペプチドローランが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方20戦9勝2着3回。2010年のオパールカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は尾島徹騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンジクに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のアリーナヒロインに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の柊磨1歳誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マッドボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の鈴本君羽賀君笠松来場記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスノーヒルを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

3月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドラゴンイチローに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイヌモシリに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（8戦5勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾島徹騎手（9戦5勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリュウノボーイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾島徹騎手（10戦5勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で尾島徹騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモキャロリーヌにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のぎふ清流大会ミナモカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で尾島徹騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月15日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で尾島徹騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のコスモキャロリーヌをアタマ差振り切って6勝目を手に入れた。

10月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で尾島徹騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で尾島徹騎手（15戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカリカガヤクに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、JAぎふ農業まつり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で尾島徹騎手（16戦7勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた18戦目は、銀嶺賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で尾島徹騎手（17戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイドサンデーに約13馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で尾島徹騎手（18戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルウィンに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2011年）

2月15日、中6週で迎えた20戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で尾島徹騎手（19戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた21戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で尾島徹騎手（20戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。