スマイルウィン（2007年生、母ホッポウマリア）

スマイルウィン（2007年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「微笑み＋勝利」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時8歳）と交配したホッポウマリアが21歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害1戦0勝、地方14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、信岡牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、信岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、信岡牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、神山幸男によって588万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月4日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、中3週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のアメジストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月23日、中3週で迎えた7戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月2日、中5週で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネット賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジャーホーマを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、中4週で迎えた16戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したオグリスペシャルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったマルヨチャイナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のティアップビギンに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月4日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。