アイヌモシリ（2007年生、母ゴーテンジョウ）

アイヌモシリ（2007年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人が住む静かな土地（アイヌ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時19歳）と交配したゴーテンジョウが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野表篤夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月17日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた3戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトップバランスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、連闘で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、サムライジャパンに交わされて1馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライプボスに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月5日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート2000m 雪/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップザバードを自慢の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手に入れた。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

3歳（2010年）

1月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルヨモミジスキーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

1月30日、中0週で迎えた10戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィットビスキュイに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月6日、中0週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルヨチャイナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月26日、中0週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、室蘭地球岬特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。