スリーパーダ（2019年生、母シンハリーズ）

スリーパーダ（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スリランカの聖山。『聖なる足跡』の意。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したシンハリーズが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の小倉2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2023年のタンザナイトステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月17日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は398kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキルステンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったナムラクレアにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月6日、中8週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3歳（2022年）

3月13日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたモンファボリ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月23日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンマッハを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月28日、中8週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2022ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

4歳（2023年）

3月11日、中9週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4月29日、中6週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウゲンセンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月16日、中4週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月16日、中9週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5歳（2024年）

2月17日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

5月19日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。