ボルチモアシチー（1988年生、母ロイヤルヒビキ）

ボルチモアシチー（1988年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時8歳）と交配したロイヤルヒビキが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）佐野牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月14日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（1991年）

7月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた10戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセントフォワードに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったタケノボイスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月14日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4歳（1992年）

1月12日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンアルファーに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

3月14日、中5週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた20戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月12日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた22戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた25戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（1993年）

3月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた27戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のイチヨシタイフーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月9日、中1週で迎えた29戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6歳（1994年）

3月6日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた30戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。