トミケンベレムド（2018年生、母エーシンシルビア）

トミケンベレムド（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+有名な(スウェーデン語)」。毛色は栗毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時11歳）と交配したエーシンシルビアが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は川端英幸。主な勝ち鞍は2021年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端英幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、富樫賢二によって324万円で落札された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月11日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤギリエールに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

8月28日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月26日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野中悠太郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野中悠太郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったサンオブロジータにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月19日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキュールエフウジン決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で特産品キャンペーン実施中!特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコンパウンダーを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、楽天競馬で能登牛ハンバーグを当てよう賞（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のブラックアピスに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。