エスユーペニー（2005年生、母グレースペニー）

S U Penny

2005.03.10

エスユーペニー（2005年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したグレースペニーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本 友則。戦績は、中央平地15戦1勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

4月12日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月26日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のエーシンリードモアを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月11日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

6月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月27日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4歳（2009年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

11月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5歳（2010年）

4月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

6月20日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた16戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、野田観光まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレハナオーにクビ差交わされて2着となった。

8月28日、中3週で迎えた17戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、みやこ秋まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソノマンマを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた19戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン1（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

12月4日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、えさし郷土文化館レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた21戦目は、社団法人 奥州市観光物産協会賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のソノマンマに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、おおのキャンパスレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6歳（2011年）

9月5日、約8か月半の休み明けで迎えた23戦目は、おおのミルク村 ゆめレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた24戦目は、北上コロッケレース（盛岡ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月30日、中5週で迎えた25戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。