ベルノトライ（2012年生、母スローンストリート）

ベルノトライ（2012年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時17歳）と交配したスローンストリートが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、地方34戦1勝2着5回。2014年の金沢プリンセスカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって367.5万円で落札された。

高橋俊之厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2014年）

7月13日、デビュー戦は畑中信司騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 雨/稍重）に出走。馬体重は438kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のルシルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の全国選抜社会人相撲特別2-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マツノファルコンに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の河北門ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月5日、中5週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のオパール賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の石川門ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったラカリファに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月25日、連闘で迎えた10戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のノースポール賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3歳（2015年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳戦のさくらのライトアップ特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能瀬川公園桜まつり特別3（金沢ダート1500m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月14日、中0週で迎えた13戦目は、3歳戦のイタリアのガラス彫刻特別3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のノトキリシマ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の能登島ガラス美術館特別3（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて4着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦のほたる観察会特別3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の石動山特別3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着を確保した。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の飯山納涼祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったレオパルトを半馬身捉え切れず2着となった。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の新宮納涼祭特別3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、アイナにクビ差交わされて2着となった。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦の加賀温泉郷フェス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ライブザドリームに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた23戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は池田敦騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた25戦目は、金沢競馬餅つき杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月18日、中3週で迎えた26戦目は、たき火賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた27戦目は、節分特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のムラサキシキブ特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた29戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、七里の渡し賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた30戦目は、サバ祭り特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた31戦目は、鶴仙渓川床特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた32戦目は、ピーチャン号お誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（13戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた33戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（14戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた34戦目は、山法師杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（15戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。