ムサシジェリーナ（2021年生、母シンハルカジョウ）

ムサシジェリーナ（2021年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアポロケンタッキー（当時9歳）と交配したシンハルカジョウが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道野付郡別海町、生産者はハーモニーストックファーム。2024年の’24桃花賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハーモニーストックファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、武蔵屋ハウスによって825万円で落札された。

栗田泰昌厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2023年）

7月14日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャスタヘイローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のオオタカ特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のリッキーフェイスに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳S3のゴールドジュニア（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月7日、中6週で迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

デビュー前

栗田泰昌厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、中4週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のカナリア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの’24桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のムスカリ特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシスターアクトに4馬身の差をつけて制した。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

9月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の貴船坂賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

12月1日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、KRAトロフィー（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4歳（2025年）

1月13日、中2週で迎えた17戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、新助坂賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート1650m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、日向坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず14着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた20戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、円通寺坂賞（大井ダート1650m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月25日、中1週で迎えた21戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた22戦目は、木の芽坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた23戦目は、スピカ賞（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原涼太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた24戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、ブゼントシユキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた25戦目は、蛍坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、日吉坂賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、土器坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は菅原涼太騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた28戦目は、神明坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた29戦目は、杉山海波騎手を鞍上に迎えて、タンザナイト賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。